130526_001
2013年5月26日 海浜幕張めぐみ教会 創立12周年記念礼拝
礼拝説教「宣教の理念とビジョン」エペソ3:20 ピリピ3:13-14 Ⅰコリント9:26
序) ビジョンとは!
聖書の生きておられる、まことの神様は、私たちが願うところ、思うところの全てを越えて豊かに施すことができる方です。願うところ、想像できるところまででも素晴らしいですが、それを越えてです。日本長老教会・設立趣意書の結びにこのみことばが引用されています。私たちの祈りは「神様はどれくらいのことがお出来になるだろうか。」ではなく「私たちはどのぐらいまで願い、思い、期待しているだろうか」ということです。「神様に将来について願い求めるということだけでなく、むしろ神様が私たちの人生や海浜幕張めぐみ教会に何をなさろうとしておられるかということを知って、それを思う(想像する)こと」なのです。ヘブル11:1「信仰は望んでいる事がらを保証し、目に見えないものを確信させるものです。」ビジョンは「まだ存在していないものを見る能力」と定義することができます。主が再びおいでになる日まで、未来に向かって私たちと教会は進みます。その日まで私たちと教会は神様のご栄光をあらわすために、何を展望するかが大切です。スタートの際、大きなビジョンを立てて、それに従って、具体化を進めてきました。第一種教会設立をはたし、現在、新5年年ビジョンを進めています。設立12周年にあたり、教会のビジョンのおさらいをして、意識の高揚と、途中から加わった聖徒方のために話したいと願っています。
1 宣教の理念 これはビジョンの基本的な理念です。 「海浜幕張めぐみ教会」は、全体的なバランスの取れた成長をめざします。全体的成長とは、①質的成長(神のみことば、個人の祈り、敬虔な生きた信仰からなる)で上に向かっての成長と、②質的成長(教会の雰囲気-神に栄光を帰し、永遠に喜ぶ礼拝、愛と寛容と赦しを通しての交わり、相互の奉仕による)で主にある一体性を得てともに成長すること、③有機的成長(小グループ化による成長、セルグループ成長、牧会、リーダーシップの発揮、働き人の訓練、会堂、財政的充実)内部的に成長すること、④量的成長(各個教会の拡大成長、開拓伝道による拡張成長、異文化での開拓伝道としての橋渡し成長)さらに多く成長すること、です。これらが全体的に調整された成長をもたらすと信じます。2 海浜幕張めぐみ教会の共通のビジョンを作成するとき、まだ教会は、開設準備段階でした。私たち夫婦とクレイグ・コーバン宣教師夫婦で、この街に、どのような教会を建てあげるのかをいろいろと描いてみたわけです。段々と整えて、それが2001・5/27に教会が設立される時に公表された「海浜幕張めぐみ教会 ビジョン」です。
1 海浜幕張めぐみ教会は、聖書の神の栄光をあらわし、永遠に喜ぶために存在しています。教会員はこのビジョンを実現するために下記のことを優先します。
⑴ 礼拝 Worshipヨハネ4:23-24,Ⅰテサロニケ5:18 心からの礼拝と感謝を聖書の神にのみささげます。
⑵ 祈り Prayer ピリピ4:6 祈りによって神を信頼し、その答えを喜びます。
⑶ 弟子化 Discipleship エペソ4:7.11-12 神をさらに知るために、聖書の教えを学びます。また、神が与えてくださった賜物を発見し、育て、用います。
⑷ 交わりFellowship エペソ4:32-5:2
主にあって、互いに愛し、信頼し、ゆるし、仕えることによって一致を深め ます。
⑸ 伝道 Witness 使徒1:8,マタイ28:18-20 幕張新都心や美浜区、東関東、日本全体、全世界で私たちが会う人々に、言葉 と愛によりイエス・キリストの恵みの福音を伝えます。
⑹ 憐れみ Mercy イザヤ58:6-8 マタイ25:35-40
神の憐れみと恵みを傷つき、失望し、迷っている世にあらわします。
⑺ 変革 Transformation ローマ12:2 聖書の真理と神の愛と恵みによって、神を信じる人の生涯だけではなく、その周りの社会をも変革します。
⑻ 生み出す Reproduction Ⅱテモテ2:2,創世記13:14〜17 このようにして、さらに多くの教会を生み出して行きます。
3 このビジョン実現のために強調している点(Our Core Values)は,
「聖書の神中心の礼拝」「神中心の伝道」「改革主義神学」「神中心の弟子生活」「神中心の社会更新」「キリストに似る者となる」「セルグループによる教会形成」「その結果としての礼拝所(家の教会)の増殖」です。
4 このビジョンを自分たちのものとして共通の理解と祈りと責任を負うことは大切です。教会のビジョンを達成してゆくために、神様は教会に使徒、預言者、伝道者、教師、牧師、長老、執事たちを立てられ、聖徒たちを整える役目につかせておられます。それらの人々は神様にたいして結果責任を負うものです。しかし聖徒たちは、それぞれの賜物に応じて横のつながりを発揮して、チームワークを大切にして、結果を生み出す責任を負うのです。この教会は、これから、さらに長老、執事を増し加えて、新5年間に向かって質も量も増し加えていただく段階になりました。
そのビジョンを達成するカギは「チームワーク」をどのように進めるかを知ることです。どのように進めるかの第一は明確な役割分担ということであります。聖徒の一人一人が自分の賜物は何か、それで何をすべきかを明確に認識していることです。役割分担をする時に重要なことは、「相互協力」といってもよいでしょう。
「チームワーク」をどのように進めるかの第二は相互協力の中で受容されたリーダーシップです。リーダーシップは協力の枠組みを規定し、範囲を規定します。チームには強力なリーダーシップが必要です。チームはボランティア(恵みベースの生き方のよる自発的意思を発揮すること)による組織で期待を上回る結果を出す特殊なグループです。グループは受容可能な結果を生み出します。チームは相乗効果(1プラス1が2以上になること)とも言えるものです。マネジメントには指示に従うことが必要です。期待以上のものを得るためには自発的に進んですることが必要です。チームは指示によってやらせるのではなく、リーダーシップによって自発的な参加を促し運営するものです。チームリーダーは役職ではなく、役割なのです。
「チームワーク」をどのように進めるかの第三はプランとその実行方法についての合意です。小会、執事方、各種委員会、セルリーダーの意識変化が必要です。信徒総会などは、それぞれのレベルでのプランニングと合意へのプロセスなのです。
「チームワーク」をどのように進めるかの第四は強固な人間関係です。
①人格と能力に対する信頼、②チームヘの貢献に対する尊敬、③お互いの違いに対する受容、④相互理解、⑤礼節、⑥相互に責任を負うという6つの要素が必要です。 つまり、協力のための「環境作り」です。
「チームワーク」をどのように進めるかの最後のポイントは、優れたコミュニケーションということです。協力のための「手段」です。優れたコミュニケーションの重要なポイントは⓵明瞭で、⓶正直で、⓷タイムリーで、④正確なことです。
海浜幕張めぐみ教会がビジョンをともに再確認したとして、それを達成しようとすれば、単なるグループでなく、チームのレベルまで聖徒たちの自覚を高めて行くことが理想なのです。
結び)新五か年ビジョンの詳細
礼拝 |
外国語礼拝、定期的2回~3回/月(英語、韓国語など含む)の礼拝が、複数の説教者・複数組の奉仕者により提供されている |
インターネットでの礼拝配信 |
|
二箇所同時礼拝(一カ所に一人の指導者、映像で結ぶ) |
|
信徒交わり場所の確保 |
|
複数教役者 |
|
信徒の中から献身者が起こされる。宣教師に召される者が起こされる |
|
奉仕のローテーションを組めるぐらいの十分な人数 |
|
教会専任事務員の確保 |
|
賛美奉仕者の育成 |
|
少年少女聖歌隊 |
|
礼拝委員会の定期開催 |
|
祈り |
公的祈祷会の複数化 |
祈祷課題のHP上での共有化 |
|
信徒間での祈り会の活性化 |
|
弟子化 |
男性の教師の確保 |
分級の分級で少人数制、設置クラス 嬰児科科、成人科 |
|
教師の養成、教育プログラム等の全体の体系化(教師訓練/研修) |
|
ラミークラブの校長の任命。 |
|
教会独自のキャンプの開催。夏休み・冬休みにも何か学校があったほうがいい。 |
|
研修コースの設定(執事、音楽奉仕者、信仰生活基礎講座) |
|
バルナバミニストリー実施 |
|
交わり |
英語版・ネット版での発行 |
セルがさらに訓練され成長し、枝分かれしたり、リーダーが多く育て上げられる。 |
|
各地区にセルグループができる。(各棟、各地区、各学校) |
|
礼拝後の交わる場所・時間(昼食場所)が与えられる |
|
伝道 |
聖書研究会の設置 |
奉仕者が増し加えられて毎週開催 |
|
外国語での作成 |
|
積極的に音楽伝道を企画して地域に出て行く。 教会員コンサートの開催。 |
|
ゴスペル伝道に重荷を負う自教会のゴスペル指導者が与えられ、安定・定期的指導とケアが行なわれる。 |
|
賜物のある方を育て若い方による音楽伝道が始まっていく |
|
若者による賛美集会。 |
|
多方面に継続的に活動している。おさんぽ会、登山会、英語・韓国語・中国語や各国料理を教えながらの伝道や、アウトドアやスポーツを通しての伝道が充実する。テニス、ゴルフ |
|
青年・学生伝道が再開され活発になっている。 |
|
伝道委員会の定期開催 |
|
憐れみ |
憐れみのわざを地域で実践する施設ができる。⇒キリスト教精神の福祉施設(5年後より先のビジョン)を検討開始している。(教会併設も含めて) |
対外(教会外)支援の拡大 |
|
新浦安開拓 応援(クレイグ宣教師と開拓チーム京葉チームから数名参加) |
|
短期で奉仕に向かう、宣教師を出す |
|
教会主催のバザーを定期的に開催する。 |
|
変革 |
未信のご主人方が全て救われる |
生出す |
海浜幕張恵み教会Ⅱ設立 |